保護猫を迎えるにあたり買ったもの
ご飯容器と台
猫は食べ物を咀嚼するよりも丸呑みしている方が多いようで、地面にベタ置きするよりも少し高いところに置いてあげると吐く頻度が下がるネット記事を参考にご飯容器だけでなく、台もセットになっているものを買った。
こまちがきて1年になるが、食べたあとにダッシュをしたり、ビニールを間違って食べてしまったときを除いて吐くことは殆どなかった。
水飲み場
自動でフィルターを通してくれる、噴水のような水飲み場を買った。購入前は容器に水をためているだけだったが、猫砂や餌が入ってしまうこともあり汚れてしまうため、こちらも併用して使っている。
1週間ぐらいは余裕で水を保っているが、こまちがカバーを外してしまうため、その都度はめ直しているのは地味にめんどい。
コマチ・ザ・クラッシャー pic.twitter.com/2hCvX7wctp
— 三毛猫のこまち (@mike_no_komachi) 2020年12月26日
自動トイレ オープンエアー
間違いなくベストバイ。5万6000円ぐらいするため購入に勇気が必要だが、買ってよかったと間違いなく言える。食洗機を買ったあとに、手で洗うのに戻れないようなインパクトがある。
猫が用を足しに中へ入るとセンサーが起動し、7分後に内部が回転する。回転すると砂が粗いメッシュのふるいにかけられていき、固まった砂だけはそのメッシュを超えられずに袋が入った下層へ転がり落ちていく。このメッシュで分離するため、大きな粒の猫砂を使うことはできない。
砂はベントナイト系(固まる砂)が強く推奨されており、説明書には推奨猫砂もあるが値が張るため、我が家では猫砂1番を代わりに使っている。これでもメッシュを通るため、問題なく使えている。
猫砂 固まる猫砂 猫砂1番 8L 2袋入り 猫砂 ベントナイト 国産 | チャーム
キャットタワー
Amazonで人気があったキャットタワーを買った。慣れないうちはこれを使って冷蔵庫の上まで逃げていたが、ここ半年はほとんど使ってくれていない。
保護猫を迎えるためにやったこと
保護猫の「こまち」を家に迎えてから約1年経った。
人生で何度もあるようなイベントではないため、記録に残しておこうと思う。
保護猫を飼うってどんな感じかな?と思っている方へ、少しでも参考になれば嬉しい。
家探し
ペット可の物件を探すと、体感として相場+1~2万になる印象があり、物件数はぐっと小さくなった。ここに出せる家賃、職場までの通勤時間、駅までの近さ、スーパーまでの距離などを考えていくと100%を探すのはほぼ無理ゲーになるので、どこかで妥協する必要があった。
悩むところはあったが、ギリギリ予算内で他の条件に合致する小さな集合住宅が一つ空いており、内見に申し込んだ。
既に内見に行って心に決めたところがあったが、入ってみると若干最寄り駅から遠かったものの、キープしていたその家よりも良いところが多かったため即決した。
これだ!と思ったら即決即断。
猫を探す
引っ越して家具などが一揃いし、生活パターンが安定してきたころから猫探しをはじめ、自分は2つの方法を試した。
1. ペットショップ
2. 保護猫を迎える
ペットショップは出かけるたび、見かけるたびに入っており、この猫が家にいたらどんな感じだろうかと夢膨らむばかりであった。
ただビビっとくる猫に巡り会えなかったのと、(おこがましいが)保護猫を迎えて社会貢献にもつながるならそのほうがいいなと思ったので、保護猫をキーワードに探すことにした。
保護猫をキーワードに探す
保護猫に会う方法はいくつかあるが、最終的に「こまち」が在籍していたネコリパブリック池袋を含めて3件回った。適当に「保護猫」で検索すると、譲渡会や保護猫カフェなどがヒットするので、足を伸ばせる範囲で行ってみると良さそうだった。
1件目:保護猫譲渡会
まず貸し会議室で行われているタイプの保護猫譲渡会に行ってみた。定期的に開催しているようで、会議机の上にケージが並び、それぞれに性別と年齢が書かれた名札が並ぶ。名札には「新しい家族が決まりました」と書かれた猫も多くいた。譲渡会は狭いケージの中で見慣れない人の視線を終日浴びるだけでなく、移動も伴うことから環境の変化に苦手な猫もいるようで、毛布で外が見えなくしている猫もいた。
2件目:NPO運営の保護猫シェルター
次に行ったのはNPO法人が運営する保護猫シェルターで、100匹近い猫が所狭しと走り回っていた。敷地面積が大きいため来場者も多く、成約に向けた話をスタッフとしているところも見受けられた。子猫から老猫に差し掛かった猫まで在籍していた。部屋の中を猫たちがちょっかいをかけあい、追いかけ合いが絶えないにぎやかな雰囲気があった。言い換えれば、落ち着きのない猫が多かったかもしれない。
私はかわいい黒猫にでれでれしていたが、二人の意見が一致しなかったので、ここ場をあとにした。
3件目:保護猫カフェ
次に保護猫だけの猫カフェであるネコリパブリック池袋店に行った。私たちは、ここで「こまち」に出会う。
猫カフェ自体はそこまで大きくなく、在籍している猫たちも10匹程度と少ないからか、どの猫も落ち着いているようにみえた。これまでに行った2箇所ではほとんど撫でさせてもらえなかったが、ネコリパでは自分からすり寄ってきたり、撫でさせてくれる子も多かった。
その中で三毛猫と目が合い、撫でているうちに「(うわぁ、絶対この子だ・・・この子じゃないと駄目だ・・・)」と突然の雷に打たれ、「こまち」をお迎えしたいとスタッフの方に声をかけた。
エントリーシート
スタッフの方へ希望を伝えると、A3両面ぐらいで住所、氏名、職業、収入などの基本情報から、猫を飼いたい理由、なぜこの猫なのかといった志望動機、通常何時頃に帰宅するか、近くに動物病院はあるかなど、実際に飼うことを前提にした質問などを記入用紙に書いていった。ここで私たちは既に「こまち」に対する気持ちが高まっていたため、エントリーシートの余白へはみ出すほどの分量を書いて提出した。
後日来店し、スタッフの方からエントリーシートを中心に面接をうけた。ここで猫を飼うことについて、厳しい質問もいくつか頂いた。しかし聞くところによると、「こまち」は多頭飼育崩壊から助け出され、保護主さんが譲渡会に連れて行ってもビビッてアピールできず、保護猫カフェならまだ自然体でいられるのではないかと紆余曲折を経てネコリパに来た苦労猫であり、こまちの幸せを思えば慎重になるのはその通りかなと思った。保護猫譲渡会で小さくなっている猫たちが重なった。
ここで合否が出るわけではなく、その日は「こまち」に挨拶をして帰った。
決定
新しい家族を選ぶのは、ネコリパのスタッフではなく「こまち」の保護主さん。こまちにエントリーしていたのは私たち以外に3組いたらしく、そわそわしながら2週間ぐらい過ごした。私たちのもとに合格通知のメールが届いたとき、思わず声が出てガッツポーズをしまった。
1年後
気が向いたときにご飯を食べ、水を飲み、一年の中で日が差す場所を探して定位置を使い分け、大きな病気もなく過ごしている。爪切りが大の苦手だが、それぐらいは目をつむろうと思う。
買ったもの、準備したものなどは別に書く。
リンク
保護猫カフェ ネコリパブリック 池袋 (@Neco_Ikebukuro) | Twitter